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2025 6月14日 土曜日
去年の1月にたしか、、、「喜んでいただけるよう、エッセイのようなかたちで、執筆をかさねていきたいと思います。 どうぞよろしく。」と、ここに書いたのに一周をとうに過ぎてしまった。
6月は雨の多い日がつづき、空気も洗われ、植物の葉も玉のしずくをのせて、ひんやりとした風を吹かせる。 そうなるとじっくり一つのことに集中して読書なり、書き物なりをしたくなる気分が湧いてくる。 消えないうちに始めることだ。
近頃のおちつかない世の中をおもうと、”変革期”という言葉が最初に思いつく。 世界がというか国々の内外がばらばらで、 ひとつにとりえあずでもまとまっていないのだ。他者に伝播していく様子を日々のニュースを見ていて不思議に感じている。
period of transition 変革期とは、物事の仕組み環境が劇的に変わり、次の新しい世界へ移行する期間をいう。
transition "うつろい"という言葉は好きで、どこか上品でいて知性的な響きがある。
信じていたというよりも信じようとしてきただけで、ながく危うい地盤に立っていたということなのだろうか。 おもいもしなかった。
Canal Grande in Venice, 2024Yearend 2025 7月20日 日曜日
春の休暇旅行で地方にいったときのこと。 駅からとても近いということで、常宿にしているところがある。 無数にスプーンカットされた木の床がいい。 天井のライトが床にあたると独特な陰影を含んだ光の反射が床一面にひろがり、 なんともいえないキラキラとした木材の輝きを味わわせてくれる。
スロバキア人の男性がリビングルームで釣りをしている。人を釣るのだ。 常にきれいに整ったキッチンにはコーヒーが用意されていることを知っている。 ひとはそこを通るしかないことを彼は意識しているかわからないが 以前は囲炉裏が中央にあったのだが、魚の彫刻の自在鉤が吊るされているだけである。 やはり釣るのか。 フランス人の女性とフランス語で会話を楽しんでいる様子。 着いたばかりの私は、彼女の後ろで斜に構えて、コーヒーを飲んでいる。 ちょうどスロバキア男性と目が合うか合わない感じである。 床を眺めている私に、ちらりちらりと彼は会話中に目線をこちらに向けることがあった。 彼がフランス語から英語にコロコロかえることに、私は違和感を感じた。 こらえきれずに尋ねてみた。 このリビングルームは、皆の共有スペースなので、我々だけしかわからない会話では、他のゲストたちに失礼 と感じ、そうしたのだという。 その配慮に感銘をうけた。
わたしは、ヒトでもモノでも accidental 「思いがけない」あるいは accident なのががこころを豊かにしてくれるますね。 というと、彼は、random という。アクシデントだと悪い印象があり、好ましくないという。
random も印象の良くない表現で登場することがある。 random person :全然知らない人、無関係な人 「何の脈絡もない」It is so random.
"accidental friendship" 試してみては・・・。
疲労と睡魔でもうろうとしながらも話が止まず深夜1時過ぎ、 アメリカ人らしき若い女性が変な夢を見て目が覚めたと下りてきた。 翌朝、彼とリビングで出くわさず出発できたことにどこかほっとした。
An elementary school in Selcuk, Turkey, 2022Yearend |
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